ルミアージュとデゴルジュマン
瓶内２次醗酵の工程の一つであるルミアージュは、ジャイロパレットという機械を使って行われます。
ボトルを回転させることで、澱（働き終わった酵母）を瓶口に移動させます。
次にゴルジュマンと呼ばれる、ワインの完成度を左右する重要な工程を迎えます。
これは、簡単に言うと取り澱を取り除くための抜栓で、栓を抜くと瓶口に集まっていた澱がガス圧によって飛び出します。
一瞬の開栓の間にボトル内に酸素が入り、味に影響を与えるため慎重に行われます。
そのあとに行われるのが、ワインに施す最後の仕上げである「ドサージュ」。
この工程では、ごく少量の "Liqueur d'expédition" (リキュールの一種)がボトルに加えられます。
このリキュールのおかげで、酵母によって糖分が分解されきったワインはまろやかに…
コルクが閉められますが、少量の空気が瓶の中には少しずつ酸素が浸透していきます。
こうして、時間の経過とともにワインが熟成されていくのです。
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